ご飯を食べた後に、毎日使う歯ブラシ。実は多くの細菌が付着していると言われますが、しっかりお手入れしていますか?
「エクセルファースト」が20~50代の既婚男女1119人を対象に行った調査では、約8割の人が歯ブラシを除菌しないまま使い続けていると回答しています。
半数以上が「毎日使うもの」と答えている歯ブラシは、歯みがきの後に水で洗い流すので、なんとなくキレイになっていると思いがちですよね。今回の調査でも、タオルや食器など衛生面が気になる日用品の中で「毎日洗っているもの」として、歯ブラシは33.8%で1位になっています。
しかし、歯ブラシを「除菌している」と回答したのは16.7%。8割以上の人が除菌などのお手入れをしていないことが分かりました。
また、1本の歯ブラシを使用する期間については、6割以上の人が「4週間以上」と回答しています。除菌しないままでの長期間使用は、さらに細菌の付着や繁殖が心配になります。
2015年に行われた検査で、7日間使用した大人(40代男性)の歯ブラシには驚くことに4000万個もの細菌が付着していたという結果も出ています。なお、病院の便器に付着している細菌の数は約500個、学校の和式便器に付着している細菌の数は約33万個と言われています。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、手洗いの習慣や身の回りの衛生面への意識が高まっていますが、歯ブラシの衛生管理も見直してみてはいかがでしょうか。
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