体力や筋力の衰えなどから、健康に不安を感じ始めているママも少なくないのでは? 日頃から健康を意識している人は、40代以上では9割弱にのぼり、運動をしたり食事に気をつけたりしていることが「オレンジページくらし予報」の調査でわかりました。
調査対象となったのは40代以上の男女1123人。このうち、日頃から健康に「気をつけている」人は39.7%で、「やや気をつけている」(46.6%)と合わせて86.3%という結果でした。「気をつけている」と答えた人は、年代別では40代35.7%、50代41.2%、60代44.1%と、年齢とともに高くなっています。
健康に気をつけるようになったきっかけは、「年齢が上がってきたので」(78.2%)、「体力が低下したので」(44.4%)、「将来の健康が漠然と不安になったので」(37.0%)など、「加齢」に関わるものがトップ3に。以下は「不調を感じるようになったので」「太ってきたので」「健康診断で数値がひっかかったので」などが続きました。
運動不足による「筋力の衰え」について、「不安を感じる」が44.7%で、「やや不安を感じる」(41.5%)と合わせて86.2%にのぼっています。しかし運動の頻度は「ほぼ毎日」という人が20.6%いるものの、「していない」人も26.3%と個人差が大きく、筋力低下に不安を感じていても、運動をしていない人が一定数いることが明らかに。運動している人が行っているのは「ウオーキング」(63.0%)が最も多く、そのほか「ヨガ・ストレッチ・ピラティスなど」(33.8%)、「ラジオ体操」(15.0%)などが上位でした。
また、食生活の面で意識していることは「朝食を食べる」(61.4%)、「野菜をたくさん食べる」(54.3%)、「1日3食食べる」(51.4%)が上位で、規則正しく、栄養バランスのいい食生活を意識している人が多数でした。
意識して摂っている栄養素は、「食物繊維」(66.5%)、「乳酸菌・ビフィズス菌」(58.1%)と、腸内環境を整えて免疫力アップ効果も期待できる栄養素がトップ2に。新型コロナウイルスへの対策として、免疫力を高めたいという意識がうかがえます。続けて「タンパク質」(57.6%)、「カルシウム」(43.7%)と、筋肉や骨を丈夫にする栄養素が挙がりました。