今回は、皆さんが体のコンディションを整えて、ベストパフォーマンスができるようにと願い、強力な“栄養スター”を揃えた応援メシを紹介します。

さて、皆さんは野菜や果物などに含まれる色の正体をご存知ですか?

これらは「フィトケミカル(ファイトケミカル)」と呼ばれる栄養成分です。例えば、トマトの赤色はリコピン、ニンジンの橙色はβカロテン、ホウレン草の緑色はクロロフィル、ブルーベリーの紫色はアントシアニン。フィトケミカルは、抗酸化作用や抗炎症作用がとても強いので、「運動後の疲労回復」はもちろん、「ケガや風邪の予防や回復」「コンディション管理」など様々な面で大活躍してくれます。

彩り豊かなご飯でコンディション管理

私はいつもジュニアアスリートの献立を考える時に、出来上がりの色をイメージします。たくさんの色が入っていれば、それだけ多くの種類のフィトケミカルが含まれているので、細胞を活性化してくれます。色、つまり、フィトケミカル同士のコミュニケーションも円滑になり、よりバイタリティーあふれる体へと変化させてくれるのです。

食育ワークショップでも

赤色の食べ物なに?
黄色の食べ物なに?
緑色の食べ物なに?

と参加した子どもたちにたずねながら、「1日の中で様々な色の物を食べて、七色の虹のような彩り豊かなカラフルご飯を目指しましょう」とお伝えしています。

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