【回答】管理栄養士・中野ヤスコさん
アイスクリームのみならず、お菓子全般や、甘い炭酸飲料も禁止されているチームもあります。心身の疲労がある時、人間は生きていくために脳が「糖」を欲します。赤ちゃんが生まれてすぐにミルクを受け入れるのがいい例えです。
そういった状況下で、本能に任せてお菓子をとると、すぐに糖が吸収されて脳では必要な栄養補給ができたと「誤解」してしまいます。そうなると、成長期のジュニアアスリートがとるべき食事量、食事内容をとることが満足にできなくなってしまいますので、栄養不足になりがちです。ですから、指導者の方はアイスクリームを禁止しているのだと思います。「禁止」と言われると食べたくなるのが性。食べるべき食事量をとっていれば、そこまで欲しなくなりますし、少量で満足できます。