【回答】管理栄養士・月野和美砂さん
毎日のお弁当作り、本当に大変ですよね。トマトやブロッコリーをなぜ残すのか、本人に確認してみましょう。子どもの野菜嫌いの理由は大抵、「味がない」なので、トマトもブロッコリーも少し味をつけるだけで食べるかもしれません。隙間埋めのバリエーションとしては、つくだ煮のようなものもいいですし、私は切り昆布の煮物のように、形がすき間スペースに合わせられるものを入れています。
しかし、トマトやブロッコリーにはビタミンなど、カラダに大切な栄養素がありますし、作ってもらった弁当を完食することは大事なしつけでもあるので、子どもの好き嫌いに振り回されることなく「残さず食べてきなさい」というスタンスでもいいと思います。毎日お弁当を作ることが、どれだけ労力がかかって大変なのか、中学生に弁当作りを週1回でもやらせてみると分かるはずです。お弁当を作る、弁当箱を自分で洗うなど、役割を決めてやらせていくのもいいと思いますよ。あまり気負わずにお弁当作りしていきましょうね。