【回答】管理栄養士・田畑綾美さん
高校生ですから、ラグビーに熱心に取り組んでいるのであれば、自分で考えるように促してみてはいかがでしょうか。例えば、やせてしまう現状や増量が必要な状況をお子さんが問題と感じているのであれば、自宅にいる時と寮へ戻ってからの違いについて確認し、その差をどうやって埋めるかを一緒に考えて、お子さんの選んだ手段が取れるような食品を補食として送ってあげるというものです。
私のサポートした選手の例を紹介すると、「おかずが少ない→冷蔵庫は使えない→部屋での保管は可能→レトルトや缶詰を常備→朝食に追加して食べる」と自身で考えて、保護者には常温保管が可能な魚の缶詰や魚肉ソーセージなどを送ってもらうようにお願いしていました。高校生くらいになると、自分の意志が強まります。継続して実践するためにも、そこを明確にして取り組めるようなアプローチをしてみてください。