この夏、台風や猛暑の影響もあり、特に葉物野菜の入手が難しかったことと思います。私が藤枝市で経営する飲食店「くるみキッチンプラス」では夏休み中、たくさんのチームの遠征を受け入れ、「食トレ」を実施しました。
新学期が始まり、私たちにもいわゆる「日常」が戻ってきましたね。「早朝の弁当作り」に頭を悩ませている方もいると思います。
はっきり言って、仕事との両立は大変です(笑)。多くの保護者の方々は、仕事、子育てや介護など、色々な役割を抱えています。急に仕事が遅くなり、子どもの食事タイミングに合わなかったことはありませんか?
もちろん、食事は新鮮な食材から作ることが理想です。しかし、ジュニアアスリートを抱える忙しい私たち。上手に手抜きをして、子どもたちを支える生活を楽しみましょう。
コツは「急速冷凍」
私は時間がある時、たくさんの野菜が手に入った時など、オリジナルの冷凍野菜を作っておきます。ゴボウや大根などは1本買っても、新鮮なうちに食べきれないことが多々ありますが、カットして「豚汁セット」を作っておくと、冷凍のまま、炒め物や煮物に重宝します。大きなパプリカは細切りして冷凍しておくと、野菜炒めなどで彩りが欲しい時に使えます。
生の野菜を冷凍するコツは、「急速で凍らせる」ことです。
食材を薄くして、熱伝導率の高い金属製のバットなどで挟む、凍った保冷剤を乗せるなどして、凍るまでの時間をできるだけ短くするようにします。凍るまでの時間が短いほど、品質の劣化を少なくできます。また、冷凍庫はかなり乾燥していますから、空気を抜いて密閉しておくことも大切です。
<これは重宝!冷凍野菜セット>
●野菜炒めセット
キャベツ、モヤシ、ニンジンなど。シイタケやシメジなどのキノコ類は、小房に分けてばらばらにしておくと本当に便利です。
●キノコいろいろセット
シメジ、エノキ、マイタケ、シイタケなどを小房にしたり、カットしてたりしてパラパラになるように冷凍する。
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