ご飯の量は十分か、計測して

スポーツ&健康フェスタの試食コーナーでもそうだったように、温かいご飯を食べると多くの方が笑顔になります。私は、そんな笑顔が大好きです。

しかし、「ご飯(白米)をたくさん食べなくてはならない」と、食べることが苦痛になってしまう選手がいます。それは、もったいないことですね。

忙しい年末年始に、手軽に作れる副菜「カルシウムたっぷり小松菜のなめたけあえ」
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とはいえ、成長期であるにも関わらず、思うように体重が増加しない選手は、ご飯の量が不足していることが多いのも現実。気になる選手に声をかけると、「しっかり食べています」「最近食べる量は増やしたけど、なかなか体重が増えません」と十分に食べていると答えるのです。

そこで、実際に数日間、ご飯の量を測ってもらったところ、やはり、運動量に対して必要な量に足りていませんでした。選手や保護者が「しっかり食べている」という量はあいまいで、バラバラなのです。

選手同士が「ご飯どれくらい食べている?」「え! そんなに食べてるの?」と話すようになりました。仲間から受ける刺激は、気持ちを変化させてくれます。成長期の選手にとって一番心配なことはエネルギー不足。ご飯をしっかり食べることができているか、今一度、確認してみてください。

静岡スポーツ栄養研究会/管理栄養士・青島千恵