【答え】(2)× 食べるな、危険

もしも食べ物にカビが生えてしまったら、「もったいない」と思っても食べずに、思い切って捨てましょう。 カビの部分を取り除いても、見えるカビがなくなったにすぎず、見えないカビが食品の内部や表面にまだ残っている可能性があります。

カビの中には、カビ毒のような人の健康に悪影響を及ぼす物質を作るものや品質を悪くするものがあります。カビ毒は熱に強いものが多く、ゆでる、焼くなどの通常の調理では分解しません。食品を通して体内に取り込むカビ毒はごくわずかであっても、長い間、何度も摂り続けた場合には、健康に悪影響を及ぼす可能性があることがわかっています。 これまで健康上問題が発生していなくても、カビが生えた食品は食べないようにしましょう。

なお、カビの生えた食品はそのまま捨てると空気中に胞子が拡散し、それを吸い込んでしまう恐れがあります。それを防ぐため、ポリ袋などに入れて密封してから捨てるようにしましょう。

参考:農林水産省ホームページ「食品のかび毒に関する情報」