リオオリンピックで日本勢は、史上最多の41個のメダルを獲得。4連覇したレスリングの伊調馨選手や、接戦の末の大逆転で劇的な金メダルをつかんだ体操の内村航平選手。また初めてメダルを獲得した卓球男子やバドミントンなど、毎日が歓喜の連続だったことでしょう。
一方で、期待に応えらなかった競技もありました。ただ、すべての競技が4年後の東京オリンピックに向けてさらなる強化をしたり、メダルを手にした競技の育成方法を参考に、あらゆる面からの対策を考えたりするきっかけになったように思います。
テレビを通して、五輪選手の活躍を見て、たくさんの元気をもらったり、もっと競技がうまくなりたいとモチベーションを上げたりした人も多かったのではないでしょうか。
結果を出した競技は、トレーニング法や食事などが取り上げられることが増え、それを見て「○○選手はこんなトレーニングをしている」「これを食べている」とブームになることがあります。
しかし、以前にもコラムで書いたように、参考にして取り入れることは大切ですが、マネだけでは成果が出ないと理解しておくことが必要です。
タイミングや量にも気を配る
先日もある選手と話をしましたが、例えばチーム全員で1分間の腹筋をしたとします。何回行ったかだけでなく、起き上がるとき、倒れるとき、両方とも腹筋を使うかどうか、脚を使うか、角度は…といった多くの要因によって、同じトレーニングをしているようでも実は、負荷が大きく変わります。それが筋肉への刺激だけでなく、エネルギー消費量などにも影響し、トレーニング効果が変わってくるわけです。
だから単純なマネではなく、食事に関しても「いつ」「どのくらい」といった食べるタイミングや量などにも気を配ることが大事です。
今回紹介するのは「カルシウムたっぷりふりかけ」。市販のふりかけは、ブドウ糖果糖液糖など余計な糖を使っていたりするため、なるべくシンプルに、必要な栄養素を含む食材で作りたいもの。もちろん、最近話題の作り置きもできます。
リオオリンピックでは、選手自身がおにぎりを手作りしていましたが、体にうれしい栄養素が摂れるふりかけで、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。