前回に引き続き、サバのみそ煮缶を使ったレシピを紹介します。

 「和食は体に良い」というイメージは、トップアスリートにもあり、中でも野菜や海藻などを使った副菜を多くとることが理想的に思えるようです。皆さんも、そうではないですか?

 筑前煮、肉じゃが、切り干し大根の煮物、ワカメの酢の物…。

 野菜や海藻は、種類によって含まれる栄養素が違うものの、ビタミンやミネラルが豊富です。何よりも食物繊維がとれます。

サバレンコン
サバレンコン

 今回は、今が旬のレンコンが主役です。しゃきしゃきした食感は特に女子選手に人気で、サラダをはじめ、つくねなどにもレンコンを混ぜてほしいという選手もいます。

 栄養素ではビタミンCが多いのが利点ですが、これは意外に知られていません。またタンパク質の代謝に必要なビタミンB6も多いので、タンパク質をとる際、一緒にとりたい食材です。

 今回の「サバレンコン」は、サバのタンパク質やカルシムと鉄、レンコンのビタミンB6やビタミンCなど、相乗効果の高い栄養素の組み合わせです。普段、不足しがちな栄養素をしっかり含んでいます。副菜の品数を増やしたい場合、すでに味がついているみそ缶を使えば、時短にもなります。

 前回のコラムで、メディアがとりあげると一時的なブームになるとお伝えしましたが、栄養価が高い魚の缶詰は、アスリートにとっての必需品として考えたいものです。