すでに雪が降ったところもありますが、寒さが厳しくなってきました。アスリートにとって補食は、身体づくりやエネルギー補給などの点からも必須ですが、この時期は温かい補食をとってみてはいかがでしょうか。

 補食をとるタイミングはさまざまですが、年齢が若い選手は練習前にとることが多いようです。食べてからゆっくりする時間がないので、「あまりお腹にたまらないものは何ですか?」と聞かれることがあります。おすすめは今回のレシピ「タピオカとリンゴのミルクドリンク」です。

寒いときに身体が温まる「タピオカとリンゴのミルクドリンク」
寒いときに身体が温まる「タピオカとリンゴのミルクドリンク」

 使う食材は、タピオカ、リンゴ、牛乳、ハチミツだけ。

 タピオカはでんぷんを多く含みます。つまり、ご飯やパンと同じエネルギー補給になります。少量でよく膨らみ、もちもちしているので、少ない量でも満足感を得ることができます。

 牛乳は身体づくりのタンパク質やカルシウムを含む食材なので、多くの保護者の方がよくとりいれている食材だと思います。これを温めて、少しハチミツやリンゴで甘味が加わるだけで、さらに満足感がアップすることでしょう。

目的によってフルーツをアレンジ

 練習量が多く、エネルギーが欲しい場合は、フルーツをバナナにしたり、ハチミツの量を増やしましょう。疲労感や風邪などが気になる場合は、イチゴやミカンなどをプラスすれば、手軽にビタミンCを補給できます。

 また、これからの時期はアスリートだけでなく、受験生の夜食としても活用できます。とにかく身体を温められて消化がよく、必要な栄養素がとれやすいので、ぜひお試しください。