この季節になると、気管支炎になる方がいますが、皆さん、いかがでしょうか。毎年のことで、体質だからとあきらめていませんか?

プロ選手でも毎年、この時期や春先に気管支炎になっていた選手がいましたが、食事を変えたことで症状が出にくくなったという例もあります。理由の1つとして、栄養素を意識することに加えて、「食材の質」にこだわったことではないかと思っています。

新鮮な食材を摂ることの利点は言うまでもありません。言い換えると、収穫してから時間がたつと栄養価が落ちます。ビタミンやミネラルの量が鮮度が落ちるとともに大きく減るのです。また、エサや肥料の影響を受けやすい食品は、体にマイナス要素が増える可能性も高まります。

添加物の種類、用途も確認

市販の食品については、とにかく原材料をよく見て購入することです。私がサポートするプロ選手は、チェックして購入する習慣がついていますが、原材料を見てもよく分からないものがあれば、私の方で確認します。

よく聞かれるものの1つに「添加物」があります。「添加物=身体に悪い」と思われがちですが、漬物など添加物があるから作れる加工品もあり、ひとくくりにダメではありませんが、種類や用途によって考える必要があるのです。

つまり、同じような食品であっても、材料や添加物など、その質によって体への効果は全く違ってくることは分かるでしょう。

もちろん、質にこだわると、お金がかかります。全ての質を変えることは難しいかもしれませんが、ここぞ! という時や余裕があるときには、量よりも質を意識してみてはいかがでしょうか。

今回紹介するのはイカ墨を使った抗酸化レシピ「イカ墨リゾット」です。ぜひお試しください。

管理栄養士・川端理香