海外のチームに所属したり、海外での試合にあえてチャレンジしたりする選手が増えています。もちろん、競技によっては日本代表として海外遠征ばかりの選手もいます。
でも、そういった選手たちと物理的な距離を感じないのは、連絡がたやすくとれるからです。インターネットが普及し、何かあれば、すぐに電話できますし、国内にいるときと同様にやり取りできるのは選手にはとても安心感があるようです。選手からコーチングスタッフになった方が「自分が現役の時には考えられない、本当にうらやましい」と言っていたのが、よく分かります。
そういった選手から時々、思いがけないタイミングで「優勝しました!」と、トロフィーを掲げる写真が届きます。外国人ばかりの観客を見て、「あ、海外にいるんだった」と思い出すくらい、私自身も距離を感じずに連絡をしています。
なぜ、こんな話をしたかといういと、先日アスリートの食事の講演後に質問に来た保護者の方が「遠征中(国内)にちゃんと食べているか心配なんです」と言っていたことを思い出したからです。
試合に向けて、選手に不安を感じさせずに臨ませることが大事だと、今回のようなお話をしました。遠征先でも自宅同様、情報を得やすく、連絡も取りやすい状況になっています。食を通して、サポートする側も一緒に成長できたらいいなあと思います。
今回は「酒粕と豆腐のあんかけ」を紹介します。