海外のチームに所属するサッカー選手の多くがこの時期、シーズンオフのため、帰国してきます。海外では、以前よりも豆腐や納豆などが手に入りやすくなっている一方で、やはりその国の食文化や環境に影響されます。チームで用意される食事も、日本のようにバラエティーに富んだものではなく、「パスタ」「鶏肉」「フルーツ」というように選択肢が少ないのも特徴で、選手は「いい意味で迷いようがない(笑)」と話します。

近年、腸内細菌の研究が進み、日本人と外国人の違いも色々と分かってきました。日本人は海藻を分解する腸内細菌が多いということも一例です。もちろん、個人差はあります。しかし、その国の食材が日本人に合うかというとそうではないため、「郷に入っては郷に従え」と必ずしも言えません。

「海外で勝負する」。過酷な環境の中で、結果を出すためには、日本にいるとき以上に食への意識も必要です。

お好みのキノコ数種類で腸内を整える「キノコのあんかけ丼」
お好みのキノコ数種類で腸内を整える「キノコのあんかけ丼」

さて、今回紹介する「キノコのあんかけ丼」は、腸内環境を良くするためにもおすすめのレシピです。気温の変化で体が“重だるい”と感じる選手が増えていますが、そういう時にも役立ちます。ぜひお試しください。

管理栄養士・川端理香