今週は少し気温が下がりましたが、まだ暑い日が続きそうです。

この時期、試合前に日本人選手がよく食べるうどんなどの麺類は、温かいものと冷たいものと、汁を2種類用意します。さらに、夏場だけは冷やし中華を出すこともあります。

今回紹介する「ピリ辛麺」。この見た目で、味は冷やし中華です。選手はメニューがマンネリになるのを嫌いますが、目新しいものを出すと逆に食べないことがあります。むしろ「いつもの味が良かった」と言うこともあります(笑)。

そこで、今回のように麺の種類を変えて、味はなじみのあるものをシェフに頼み、作ってもらうことがあります。さらに、唐辛子で少しピリッと刺激を入れています。

これで水分が欲しくなり、水を飲む量が増えた選手もいました。辛みは食欲増進させることで注目されますが、実は水分をとるためにも使うことができます。

具には、ビタミンDが豊富なサケをふんだんに使っています。日照時間の長い今の時期は、本来なら紫外線によってビタミンDが多く作られるのですが、日焼け止めを塗っている選手、特に女子選手は不足しないようにしたいもの。そういった選手にとっても、この麺はおすすめです。

管理栄養士・川端理香