地域によっては、制限が一切なくスポーツの活動ができているところもありますが、先日まで緊急事態宣言下にあった都内では、いまだに「部活動は週3日以内」といった話も聞きます。大学などは、定期的に活動する上での注意点を送っているようで、選手たちに気の緩みがないよう管理していると感じます。

さて今回は、カボチャの糖質をとりいれた「カボチャの夏野菜ピザトースト」を紹介します。

ハロウィンなどの影響で、カボチャの旬は秋のイメージを持っている方もいると思いますが、実は収穫量が最も多いのが今の時期です。収穫直後よりも数カ月おいた方が、甘味やβカロテンなどが増えるのは事実ですが、収穫してすぐの今の時期の方が糖質はでんぷんが多いため、急激な血糖値の上昇が起こりにくいというメリットがあります。

カボチャの夏野菜ピザトースト」では、食パンにカボチャのペーストを使用しています。パンで糖質をとるだけでなく、βカロテンやビタミンCなど抗酸化ビタミンも摂取できます。

このカボチャペーストにはマヨネーズを少量使用して、脂溶性ビタミンの吸収をアップさせつつ、味を調整しています。マヨネーズは脂質が高いため、使用を避けるアスリートもいますが、原材料をチェックして量をコントロールすれば、時短でおいしい料理が作れることもあります。

手作りマヨネーズを使ってもOK

ちなみに7月以降、原料価格高騰のため、マヨネーズの価格が上がったようです。アスリートの中には、卵黄と酢、オイル、塩のみで作る人もいます。そうすることで、酢の種類によって糖質量を抑えたり、オイルの量をコントロールしたりして、味だけでなく自分に必要な栄養素をとれるようにしています。

今回は市販のマヨネーズを使っていますが、手作りマヨネーズでも簡単に作れます。味などを調整して、ぜひお試しください。

管理栄養士・川端理香