7月1日、高卒求人が解禁になり、就職を希望する高校3年生にとって、就職活動が本格的に始まりました(今年は新型コロナウイルス感染症に関わる休校などで就職準備期間がとれていないことから、応募書類の提出開始や企業による選考の開始については1カ月遅くなります。[厚生労働省HP 6月11日令和3年3月新規高等学校卒業者の就職に係る採用選考開始期日等の変更について]より)。

おそらく今年の求人は相当減ると予想されます。景気の動向が反映されるので、求人数自体が極端に減るのです。かつてはリーマンショック、東日本大震災の際もそうでした。東京オリンピックが予定通り行われていれば、求人の多い年となったでしょうが、今年は厳しそうです。

学業だけでない、生活面も重視

いつの時代でも言えることですが、全体の求人数が少ない中で、内定をもらう高校生は学業成績だけではありません。むしろ生活面で重要なことが多いのです。

例えば、欠席日数は企業側が非常に気にするところです。企業側としては休まず出勤してくれれば育てるという姿勢があります。また、求人票には書けないものの、運動部に所属していたことは評価が高いのです。

時間厳守、あいさつができる

運動部に所属していたならば、試合などに合わせて時間通りに集合できる、あいさつができるといったことが、ある程度保証されているイメージがあるからです。こんなことが? と思うようなことでも、スポーツで得た当たり前のことは、社会に出る際にも信用されるものなのです。

高卒で就職を希望する子どもたちには、ぜひしっかり求人票を検討して、自分がやってみたい仕事を考えてほしいと思います。

今回は「レモン風味のショウガ焼き」です。マーマレードを肉に使う!? と思われるかもしれませんが、レモンやオレンジの柑橘系のマーマレードとめんつゆでもみこんでおいた肉のショウガ焼きは、ほのかに柑橘系の香りがして、おいしいですよ。豚肉にはビタミンB1がたくさん含まれており、疲労回復に効果的です。

スポーツのためにコンディションを整えていた生活の仕方は、今後社会に出ても大切です。規則正しい生活とバランスの取れた食事をとって、来たる就職戦線にしっかり備えましょう。

管理栄養士・月野和美砂