マスク着用、消毒などを行いつつ、様々な社会活動が行われるようになってきました。学校、幼稚園、保育園では10月以降、春に取りやめた行事を短時間ながら実施したり、修学旅行を予定通りの日程で行ったりするようにもなっています。
物理的な距離から心の距離ができている
子どもたちにとって、競技生活とともに学校生活は非常に重要です。
学校は学力をつけるだけでなく、人と人の関わり方を学ぶ場所でもあります。今はコロナの関係で、人と人との間に物理的に距離が置かれています。この物理的な距離によって、心の距離も置かれてしまう状況が出てきているのです。
とりわけ、今春小学校に入学した子どもたちに関しては、分散登校による少人数でのメリットもある一方で、子ども同士が密に関わらないことによるデメリットも生まれています。子ども同士が近い関係で関われば、楽しいだけではなく、けんかをしたり、いじわるをしたり、されたりがあります。普通なら、他人との考え方や関わり方のギャップをリアルに学びながら成長していきますが、物理的、精神的な距離をとって「無風な状態」が長くなればなるほど、それが普通になっていき、他人と関わる力が育たないままになってしまいます。
規模は小さくても、他人と関わること
コロナ禍でのここまでの数カ月、そして今後の数年が、この先の子どもたちの心と体にどんな影響をもたらすのかは、誰にも分かりません。現在は「無風な状態」ですから、問題が顕在化しているわけではありません。ただ、子どもの成長は待ってはくれません。
そういう点でも、たとえ規模は小さくても、できる範囲で学校行事を行うことで、子ども同士が直接関わる機会が作れます。また、このような時だからこそ、多くの子どもたちがスポーツで人との関わり方を学び、社会性を培ってくれたらと思います。
スポーツは体も心も、他人との関係も学べます。これまでスポーツをやっていなかった子どもたちにも始めてもらえたらと思っています。スポーツに関わり、その魅力が分かっている皆さまにはぜひ、それぞれのスポーツへ新たな仲間を勧誘していただけたらと思います。
今回は、そのままでもおかずになるサバみそ煮缶を使った「ご飯でもパンでも!サバみそマヨサラダ」を紹介します。
サバの缶詰は、サバを丸ごと入れて素早く加熱してあるため骨も食べやすく、サバの栄養素がそのまま詰まっており、ストックしておくと大変便利です。ジュニアスリートに必要なタンパク質やビタミンD、カルシウム、鉄を含みます。EPAやDHAなどオメガ3系の油は赤血球を柔らかくし、抗酸化作用を持つメリットの多い脂質です。
魚が苦手でもみそ煮に少しのマヨネーズであえれば、ツナ缶のような味に仕上がります。主菜サラダとしてごはんやパンのおかずにいかがでしょうか。