こんにちは! KAGOSHIMA食×スポーツから7回目の登場となる今村です。

今年の夏は暑かった…と毎年のように話していますが、やはり今年も暑かったですね。普通に外を移動するだけでもたくさんの汗をかくような状況でしたが、猛暑の中でトレーニングをする選手の皆さんは、熱中症にはなりませんでしたか? 熱中症とはいかないまでも、暑い中での運動後に食欲がなくなった、いつもより食べる量が減った、など食事に関して悩んだ方もいらっしゃったのではないでしょうか。

食欲がどうしても沸かない時に

食欲が沸かず、どうしても食べられない時は、明日からのトレーニングを考えると不安を感じるかもしれません。食欲が沸かなくても食べなくてはならない場合、「さっぱりしたもの」ならば食べられませんか? サラダ、そうめんやそば、フルーツ…そういったもので十分です。食べられるものを少しでも食べることが大切です。

ただ、欲をいえばタンパク源は食べたいところですよね。そのような時に、ハーブの利用をお勧めします。

抗酸化作用、消化促進、解毒作用なども

ハーブというと、美容に良い、ハーブティーで飲むもの、というイメージを持っている方が多いかもしれません。しかし最近では、バジルやミント、パセリやシソなど、フレッシュなものも、乾燥されたものもスーパーで手に入りやすくなりました。

これらのハーブを普段の肉料理や魚料理に加えることで、風味豊かになり、特にその香りは食欲をアップさせてくれます。また、ハーブにはビタミンやミネラルが豊富に含まれ、種類によっては抗酸化作用や消化促進、解毒作用などを持つ優れた食材です。是非、色々なハーブの利用にチャレンジしてみてください。

今回は、ハーブの中でも「ディル」を利用した「サーモンとディルのサラダ」を紹介します。日頃から、スポーツ選手の食事として副菜にもタンパク源を入れることを勧めているように、このサラダにもたっぷりのキュウリにスモークサーモンを加えています。スモークサーモンの魚臭さが苦手だという方もいると思いますが、魚料理と相性抜群のディルを加えることで、食べやすく、少しおしゃれな仕上がりになります。

今回は、あえるドレッシングも手作りのビネグレットソースを基本に紹介していますが、減量が必要な方はオイル抜きで、増量が必要な方や成長期の子どもにはヨーグルトを加えてなど、調味料で栄養価をコントロールできます。状況に合わせて応用してみてください。

KAGOSHIMA食×スポーツ/管理栄養士・今村佳代子