<サワラないでよ(4)>

サワラは、懐石料理に必ずといっていいほど登場してくる魚です。

冬には脂がのって春とは違う味わいになるとはいえ、サワラは他の魚に比べると淡泊な白身です。そのため、日本ならではの季節を感じさせる他の食材と合わせることのできる万能選手がサワラです。よく一皿に並ぶサワラのみそ漬けも、冷めてもおいしいことから、数皿並ぶ懐石料理には重宝なのかもしれませんね。

春の食材といえばタケノコを忘れることはできません。年中食べられるタケノコですが、旬のタケノコはやわらかくて香りも高く、おいしいものです。今日は一皿に春の出会いを演出しましょう。サワラとタケノコで上品な煮物を作ります。

サラワとタケノコの煮物
サラワとタケノコの煮物

サワラに片栗粉をはたいて加えることで、煮汁にも適度なとろみがつきます。塩加減が絶妙なので、とてもおいしく仕上がります。

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