<となりのとろろ(4)>
ネバネバした食材は精がつく、とはよく言われることですよね。オクラやヤマイモなどはその典型。ゆっくりと吸収が進み、血糖値の上昇を抑えるという長所もあります。
ヤマトイモには、アセチルコリンという成分が含まれていることを忘れてはなりません。ビタミンB群のひとつであるこの成分は、細胞膜の修復をして細胞機能を維持する上に、肝細胞や脳の機能維持、とりわけアルツハイマーの予防にも効果があるとか。日頃から少し栄養素のことも考えてメニューを組めば、知らない間に病気の予防もできてしまうのですよね。
すりおろしたヤマトイモと納豆を混ぜ、ノリで包んで揚げると、まるで小料理屋で出てきそうな気の利いた天ぷらになります。
ノリがやわらかくなると揚げにくいので、包んだらすぐ衣を付けて揚げていくのがポイントです。
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