ジュニア選手にとっての「新しい生活様式での公式試合」が次々と再開されています。今後、1日数試合行うことも出てくるでしょう。その時は必ず「現地で食べるお弁当」が必要になります。

そこで今回は「試合弁当の基本」をお話しします。試合の日のお弁当で、優先したい点は4つあります。

1、試合前は糖質補給

試合日は「糖質多め」が絶対条件です。1種類でとりづらい場合は「主食になる食品(ごはん、パン、麺類)と糖質の多い食品を組み合わせ」ましょう。

例えば、
・「うどん」と「おにぎり」や「餅」
・「パン」と「フルーツ」
・「パン」と「パスタ」
などです。

イモは糖質が多いものの、食物物繊維も多いため、おなかが張り、腹痛を起こすことがあるので注意が必要です。

2、試合後は糖質+タンパク質補給

試合で使った筋肉の修復にはタンパク質を一番に思い出すでしょう。それだけでなく、筋肉を修復するためにも「エネルギー」が必要です。そのため「糖質+タンパク質」をワンセットで食べられる準備をしましょう。

3、夏場の試合はビタミン補給を

試合の日は待ち時間も多くなり、その間も汗は出続けて、体温調節をしています。つまり、その間も体はエネルギーを使い、ビタミン類を多く利用しているのです。試合のエネルギーを作り出し、パフォーマンスアップにつながるビタミン類が足りなくならないように補充しましょう。

4、保冷剤・保冷バッグを使い、直射日光を避ける

選手が家を出る時に「お弁当をどこに置いておくか」まで話をしているでしょうか。

7月、35℃を超えた日のことです。気象庁が気温35℃を発表する前に、スポーツ現場の直射日光に当たった屋外にある気温計は42℃を指していました。35℃を超えたと発表があった時は、気温計は47℃近くまで上がっていました。保冷剤や保冷バッグを使うのはもちろん、選手が家を出る時、お弁当の置き場所を一言付け加えておきましょう。

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