魚類の中でもアジ、イワシ、サバ、サンマ、マグロ、ブリなどにはEPAやDHAといった不飽和脂肪酸が多く含まれています。EPAの血液サラサラ効果がアンチエイジングや美肌などに良いと言われていますが、実はアスリートにとっても注目すべき成分なのです。
持久力を高め、最後まで戦うカラダにするためには、血液がスムーズに流れ、酸素を末梢まで行き渡らせる必要があります。EPAは運動効率を上げるだけではなく、心臓への負担軽減や疲労軽減効果もあると言われています。また、運動時の炎症抑制や脂質代謝アップなどの効果も報告されています。
持久力が足りない、タイムが伸び悩んでいる、走れるけれど疲れやすいというのは、エネルギー補給のための炭水化物やビタミンB1、赤血球のヘモグロビンの材料になる鉄が足りないことも考えられますが、EPAを意識しての食事作りをすることもオススメします。
新鮮、骨なし、しっかり味付け
主菜はお子さんたちの大好きな肉を使ったメニューになりがちですが、魚を使った献立も取り入れていきましょう。
魚が苦手な方のための魚料理のコツは、新鮮なものを選ぶ、骨のない状態で提供する、しっかりした味付けにするなどです。生魚の場合は、ご飯を酢飯にするとさっぱりして食べやすいでしょう。
写真は「アジのなめろう丼」です。アジは旬なので安価で質の良いものが出回っていると思います。また、魚をおろすのが苦手だったり、時間が無い時は、鮮魚店の調理サービスを利用したり、刺身として売っているものを利用したりしてもいいでしょう。鮮度は大切なので、利用する日に購入し、その日のうちに使い切るようにします。
アジはタンパク質が豊富で、カルシウムの吸収を助けるビタミンD、ビタミンE、ビタミンB群、セレンなども多く含んでいます。セレンは抗酸化作用があり、ビタミンEと同じような働きをします。