「夏でもサンドイッチのお弁当を持たせたい、腐らない具はありますか?」という質問をいただきました。残念ながら腐らないということはないのですが、いくつかのポイントを押さえれば、冷凍したものをお弁当にし、自然解凍させて美味しく食べることができます。
ポイント①
念入りな手洗い、新鮮な材料、衛生的な器具を使用する
まずは食材に菌を付けないために手をよく洗い、使用する包丁やまな板などは衛生的なものを使用します。新鮮な食材を使うことに限ります。当たり前なことですが、菌を付けないことはとても重要なことです。
ポイント②
パンの水分は少なめがオススメ
食パンのほか、バケットやベーグルなども使用できます。しっとりモチモチ系のものより、水分少なめのパンの方が向いています。
ポイント③
具は冷凍に向いているものが良く、水分の多いものは避ける
冷凍するとスカスカの食感になってしまうジャガイモやゆで卵は向いていません。どうしても使用したい時は、ジャガイモはマッシュポテト状にし、卵は完全に火を通したスクランブルエッグにします。水分の多い野菜は使用せず、サラダとして別容器に入れるか、塩もみしたり、サッと茹でて水分を絞ったりして使います。
ポイント④
パンにバターやオリーブ油を塗る
バター、オリーブ油やマヨネーズをパンの内側に塗ると、具の水分がパンに移りにくくなります。
ポイント⑤
1切れずつラップに包む
できるだけ空気が入らないように1つずつラップに包み、ジップ式のポリ袋に入れてから冷凍します。冷蔵庫に冷凍室が複数ある場合は、急速冷凍できる場所で冷凍します。
ポイント⑥
保冷剤や保冷バッグを活用する
食べるまでの時間や気温によって解凍の時間は異なりますが、時間がたちすぎるとベタッーとして美味しくなくなってしまいます。暑い時期は保冷剤や保冷バックを活用することをオススメします。
写真は、オススメの具2種類を使用したサンドイッチです。
「クリームチーズサンド」はちょっと冷たいくらいが、デザート感覚で美味しく食べられます。「豚ヒレアボカドサンド」は、炭水化物をエネルギーに変える働きのあるビタミンB1を豊富に含む豚肉を使い、すぐにエネルギーになるハチミツと、少量でも大量のエネルギーを生み出す植物性油脂を含むアボカドを合わせました。
ポイント⑦
冷凍期間は1週間くらいまで
1度にたくさん作り置きをすると、朝食やおやつにすることもできて便利ですが、家庭用の冷凍室の場合、1週間くらいまでで使い切りましょう。