新春のお慶びを申し上げます。みなさまお健やかに新しい年をお迎えのことと存じます。
シーズン中の選手は闘志を燃やしつつ、オフ期の選手、また冬休み(オフ)を終えてトレーニングが始まる選手も、それぞれ今年の目標を立て、新しい年のスタートを切ったことと思います。
今年は目標の1つに「食事」も加えてみませんか? 食事の基本の形を整える、朝食は必ず食べる、副菜を増やす、苦手なものを克服する等々、継続することでカラダ作りやコンディショニングに良い効果が表れると思いますので、ぜひ実践してください。
1月7日は「春の七草」
さて、松の内の最後の日に当たる1月7日は「春の七草」で、七草がゆを食べる家庭も多いと思います。説は色々あるようですが、無病息災を願い、またお正月のご馳走が続くことから胃腸を整える意味も含まれているようです。
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな(カブ)、すずしろ(大根)。最近では七草がゆセットなども売られていますが、普通に手に入る野菜を七草に見立て、アスリート流に野菜の持つ機能でカラダの調子を整えていくこともおすすめします。
写真は「アスリート流七草しゃぶしゃぶうどん」です。主食としてうどん、主菜としてビタミンB1を多く含む豚肉、副菜として長ネギ、春菊、ニラ、せり、豆苗、サラダカブの葉、ニンジン、シイタケと季節の多くの種類の野菜を使用します。
長ネギやニラはビタミンB1の吸収率を上げるアリシンを含み、ニラ、春菊、せり、豆苗、カブの葉、ニンジンは各種ビタミン、ミネラルが豊富に含まれている栄養価の高い野菜です。大根おろしたっぷりのポン酢でお召し上がりください。大根にはジアスターゼという消化酵素が多く含まれています。
【管理栄養士・石村智子】