11月下旬は各地で、大きな招待水泳大会が行われます。12月には各地域でクラブ対抗戦が行われますが、招待水泳大会で今年最後の長水路(50mプール)レースになる競泳ジュニア選手も多く、ここで来年夏に向けての身体づくりや練習の成果をチェックすることになると思います。

 招待水泳大会は3~4日間、移動やレースがあります。クラブによっては自分のレースがなくても、同じクラブの選手の応援に行くこともあり、ほぼ毎日移動とレースで忙しい日々を送ります。

 この期間中、選手たちは食事時間より睡眠時間を優先してしまい、身体に疲労がたまってくると、しっかり摂りたい主食、特に白飯はおかずが薄味だと食べづらく感じます。

 また最終日は、レースが終わった解放感と身体の疲労感、連戦で交感神経が優位に働いていることもあり、食事摂取量がさらに落ちやすくなるので、注意が必要です。

炊飯とりめし
炊飯とりめし

 今回は大きな試合の最終日で、疲れた身体でもしっかりエネルギー補給できる「炊飯とりめし」を紹介します。鶏もも肉は調理をしても、鶏むね肉よりしっとりと仕上がり、つけダレに漬けこんでおくことで味もしっかり浸み込みます。一度焼いた鶏もも肉と、鶏の風味がついたタレを入れて一緒に炊飯することで、一層ご飯がすすみやすくなります。この炊飯とりめしは冷めても食べやすい炊き込みご飯なので、練習後の補食としても利用できます。

 「疲れても食べやすい」を考えた食事は、ジュニア選手もホッとしながら食べられることでしょう。