新年フェスティバルや各都道府県選手権・記録会など、すでに2017年最初のレースを泳いだ競泳ジュニア選手も多いと思います。その時、いつものレースよりも疲れた感じはありましたか?
冬は身体が温まりにくく、冷えやすいことは、普段の生活で感じていると思います。年末年始は特に、日頃よりも活動が落ちた状態で練習するため、ウオーミングアップでしっかり身体を動かして、筋肉の温度を高くする必要があります。その上で距離を泳ぎ、スピード練習をするため、普段より負荷がかかっているように身体が感じるのです。
運動強度が高くなると、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)が反応し、活性化します。NK細胞は身体をウイルスから守る細胞です。その値が練習後、一時的ではありますが、急激に低下します。つまり強度の高い練習後は疲れやすいだけではなく、ウイルス感染しやすいということになります。
もし心当たりがある場合、全身疲労が取れていない可能性が高いので、胃腸に負担の少ない食事を意識していきましょう。
今回は「ブリとレンコンのみぞれ煮」を紹介します。ブリは脂質が多い魚ですが、その脂質にはエイコサペンタエン酸(EPA)を多く含みます。EPAは血液の流れを良くし、酸素と栄養を身体の隅々まで行きわたらせます。
抗酸化作用のあるビタミンCは一般的に熱に弱いのですが、レンコンのビタミンCは熱に強い性質を持ちます。
大根の辛味成分は先端部が強く、食欲を増進します。しかし、熱に弱いので、調理では最後に加えるようにしました。大根の辛味が苦手な場合は、部位を変えて食べやすくしてください。