選手のモチベーションが下がると、食の乱れにつながります。そんな時、私はこんな質問をします。
「何で泳いでいるのだろうね?」
モチベーションが下がると体型に変化が出てくるので、ずっとサポートしていれば、食が乱れているのが分かります。しかし、私はそれを問い詰めることはしません。追求すればするだけ、選手本人が追い詰められてしまうからです。
「泳ぐ意味」を見つめ直す
練習や試合など行動がうまくいかない時、誰よりも一番分かっているのは選手本人ですが、どうしていいのか分からず、食が乱れることが多々あります。それが他のものに起因していたら話し合い、より良い方向へ導くことで食も落ち着いてきます。
モチベーションが下がっていても、必ずプールに来て練習をしている選手は、きっかけ1つで修正できる可能性が高いので、泳ぐ意味を自分の中で見つめ直す時間を作っていくとよいでしょう。
家族はいつも通り食事で支える
では、家族はどんな対応をすればよいでしょうか?
ご家族には「いつも通りに接して、身体をしっかり作る食事を出していただきたい」と思っています。また、簡単なものでいいので、ご家族の手で作られたものを準備していただけるとよいと思います。
今回紹介する「サケのみそピーちゃんちゃんホイル焼き」は簡単で、筋肉や骨の強化を考えて食材を選択しています。栄養価も全体的に高く、ホイルを開けた時の湯気がほっと心を和ませます。
モチベーションが下がっている時は五感も鈍りやすいので、彩の良さ、みそ、チーズ、ピーナツの香りで視覚、味覚、嗅覚などへ刺激を与えます。
食と心はつながっています。食からのモチベーションアップを家族で図ってみるのはいかがでしょうか?