お子さんが競泳選手になりたての頃は、試合が1日で終わることが多かったと思います。それが年齢と競技成績が上がるつれて、2日、3日、4日と1つの大会の日数が増えて、週末は2日とも試合ということが当たり前になってくるでしょう。
そこで悩みの1つとして挙がるのが、「1日目の夕食はどうしたらよいのか?」ということです。24時間もたたないうちに、リカバリーをして次のレースに臨むには、どこにフォーカスすればよいのでしょうか?
ジュニア選手は「疲労回復」重視
ジュニア選手の場合、特に「疲労回復」が必要です。小さな体でエネルギーをいっぱい使ったレースをしますし、大荷物を持っての移動もあります。
●食事は主食・主菜・副菜を最低限揃える。
●睡眠時間をできるだけ確保。
●シャワーだけではなく湯船につかる。
上記のことは意識的に行いたいですね。
主菜に関しては、あまり脂質の高いものではなく、睡眠中にできるだけ胃の負担にならないものを考えます。
今回紹介するのは「パワーチャージ!鶏肉とトマトのショウガ焼き」です。
ショウガ焼きというと豚肉を思い出しますが、脂質が低く、高タンパク質の鶏むね肉を使い、リカバリーを促進します。また、植物性タンパク質の多い大豆で、さらにタンパク質を強化しています。
リカバリーに使う糖質の速やかな吸収を狙ったビタミンB1は、鶏むね肉とニンニクから摂取し、抗酸化作用のあるビタミンCの多いトマトは、加熱しすぎないようミニトマトを使用しています。ニンニクやショウガの香りや風味は、疲れた体でも食欲をそそります。
このレシピにプラスして、レース中に体を動かす指令に使ったカルシウムを補充するために小松菜やチンゲン菜、乳製品を合わせて摂ると良いでしょう。明日、そしてあさってと続くレースを「お子さんのためのレースにする」ためにお役立てください。