まだまだ寒い季節。汁物が食卓にあるとうれしい時期ですね。冬は特に、スープに具をたくさん入れることで、全体の栄養価が簡単にアップします。

 アスリートが体づくりをするために、時には食事の回数を増やさなくてはなりません。かなりハードな練習をしたり、体が大きい選手の場合は、必要なエネルギーや栄養が3食では取りきれないことがあるからです。1度にたくさん摂取するよりも、少量を頻回に摂った方が吸収率は上がります。そのため、補食や夜食で補います。

 朝ご飯は体温を上げるためにも、栄養素を不足なく摂るためにも、アスリートには必ず食べてほしい食事です。たとえ朝起きてすぐに食べられない場合でも、補食を増やすなど工夫をして、確実にエネルギーや栄養が不足しないようにすることが大切です。

 また、練習や塾、仕事が終わってからだと、どうしても夕食が夜遅い時間になってしまう、といった場合でも、アスリートは栄養をきちんと補わなければなりません。

鶏団子と白菜の豆乳スープ
鶏団子と白菜の豆乳スープ

 そこでオススメなのが汁物、スープです。もちろん、豚汁などの具だくさんのお味噌汁でもいいですが、今回はタンパク質とビタミンB群(エネルギーを作る力を促進、筋肉の合成など代謝をサポートする)がしっかり摂れる「鶏団子と白菜の豆乳スープ」を紹介します。スープポットに入れて、お弁当として持って行くのもいいですね。

 味付けは塩のみですが、鶏とマイタケのうまみがしっかり出ます。塩はミネラルが豊富な海塩を使うと良いでしょう。鶏団子は冷蔵庫で3~4日作り置きできますので、レシピの3倍くらいの量を作って茹でてストックしておけば、他の料理にも使えます。

※レシピ内にある塩麹の作り方は、以下のコラムを参考にしてください。