セミナーなどで、保護者から多い質問の1つに「朝食」に関することがあります。「朝起きてすぐは、おなかがすかなくて食べてくれない」「朝出かけるギリギリまで寝ている」「朝食を作るのが大変で、簡単なメニューを知りたい」「何を食べさせたらいいのか分からない」などです。
確かに、起きてすぐは食欲がわかないですし、夜遅くまで練習し、ギリギリまで寝ていたい、疲れていて朝早く起きることができない、というのはよく分かります。
だからといって、朝食を食べずに学校や練習に行く選手がいるのなら、まだまだ食事の重要性を理解できていないのだと思います。
例えば、旅行先のホテルや旅館では朝食を食べますよね。それを考えると、子どもの場合は体以上に気持ちの問題で左右されます。
朝食は習慣、幼少期にしみ込ませる
朝食は習慣なので、幼稚園や保育園、小学生の頃にどれだけ朝ご飯が重要なのかを伝え、体にしみ込ませる必要があります。あくまでも私の統計ですが、中学生になったら食べなくなる率が上がるので、幼少期にその習慣を確立させることが大切なのです。
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