アジは季節を問わず、日本周辺で取れる青魚ですが、初夏から夏に取れるものは小型ではありますが。脂がのって美味しいと言われます。この時期は「旬」と言ってもよく、手軽に購入できます。
アジをはじめとする青魚は、脳を活性化するDHAや血流をよくするEPAを含んでいるということで有名ですが、アジは疲労回復効果のあるタウリンも豊富に含んでいます。また、魚類の中では比較的カロリーも低く、さっぱりした魚であるのにうま味がある、とても食べやすい魚でもあります。
「コイ」が語源、酢で臭みとる
今回はそんなアジを使ったイタリア風の南蛮漬け「アジのカルピオーネ」を紹介します。一度揚げ焼きしたアジを、タマネギ、ニンジン、セロリなどの野菜を加えたマリネ液を作り、酢漬けにする料理です。
元々、川魚であるコイの臭みをとって美味しく食べるために考え出されたものだそうで、青魚の臭みがとれ、さっぱりとして食べやすくなるのは酢の効果です。アジのタウリンの効果と相まって、疲労回復、食欲不振を解消するにはもってこいの一品です。
酢漬けにすることで味わいも増しますので、前日に作り置きすると、よりおいしくいただけます。