暑い日がまだまだ続く毎日、冷たいものばかり飲んでしまってはいませんか? 運動によって大量の汗をかく夏、こまめに飲み物を摂取すること自体は、熱中症予防にとても大切です。

しかし、運動時以外についついたくさん飲みすぎると、体内の細胞が膨張してしまい、体がむくみやすくなってしまいます。体がむくむと疲労を感じやすくなり、運動後の疲れもとれにくくなります。

また、たくさんの飲み物によって食べ物の消化が悪くなったり、空腹感が紛れて食欲が減退したりすることも。体のためにも、疲労回復のためにも、夏こそしっかり食べたいですね。

今回は、スープと一緒にさっと食べられる「トマトのスープパスタ」を紹介します。

スープは、フレッシュなトマトとトマトジュースを使って簡単に作れますし、スープの水分でのど越しが良くなり、食欲が落ちているときでも食べやすい一品です。

ところで、パスタの国イタリアでは、日本のそうめんのように冷たい麺を食べる習慣はあまりなく、暑い時期はソースだけ冷やし、ゆでたてのパスタと合わせていただきます。冷たすぎない、ということが彼らには大切なのです。

トマトやジュースをあらかじめ冷やしておけば、すぐに冷たいスープが完成します。仕上がりをレンジで温めれば、温かな料理にも変化します。お好みで、お試しください。

料理家・山内千夏