テニスは、ラケットとボールを使い、さまざまなショットを駆使しながらポイントを取得するスポーツです。試合の際は、コーチがコートに入ってアドバイスをすることができないので、自分で考え、戦況を判断し、試合を組み立てていかなければなりません。

ささみ親子丼
ささみ親子丼

 さらに、テニスはオフのないスポーツで一年中、休みもなく試合があり、常に試合に向けて食事を整えていく必要があり、普段の食事内容がとても大切になってきます。

 「テニス栄養」とは、このようなテニス競技において、選手のみなさんが最高のコンディションで試合を迎えられるように「食事」からアプローチするものです。

頭脳戦には「糖質」

 テニス栄養で大切な栄養素の1つが「糖質」です。テニスは動きながら相手を観察し、どこに打ってくるのか、どういう戦術や戦略なのか、瞬時の判断や対応が求められます。常に頭をフル回転して考えなければならないスポーツです。

 脳に必要なエネルギーは「糖質」。これはパン、ごはん、麺類などにたっぷり含まれています。朝食を抜いてしまっては、糖質が足りずにぼーっとして、あっという間に負けてしまうということにもなりかねません。まずはしっかりと糖質を取り、脳へエネルギーを送りましょう。

集中力アップには「カルシウム」

 2つ目は「カルシウム」です。試合でサーブを打った後、どうするかシミュレーションしてみましょう。次の一打はどうしますか? 相手の弱点を狙って打つなど、たくさんの選択肢が考えられるので、1ポイントごと集中してプレーしますね。この集中力を高めるために大事な栄養素が「カルシウム」です。カルシウムは他にも、骨折など故障をしない強い骨を作るためにも必要になってきます。

 さらに、威力のあるサーブを打ったり、相手に大きく動かされたボールに追いついたり、1つ1つのパフォーマンスを上げるためには筋肉が必要です。その筋肉をつけるために重要な栄養素として「タンパク質」が3つ目に挙げられます。

 今回ご紹介するのは、脳に必要なエネルギー「糖質」がしっかり取れるメニュー「ささみ親子丼」です。朝、この“勝ち飯”を食べて、練習や試合を頑張りましょう!