近年、ますますスポーツが盛んになり、幼稚園や小学校低学年からスポーツを始める子どもが増えてきたように思われます。高学年になるとほぼ毎日練習し、試合数も増え、練習もより本格的になってきます。
小学生なら学校から帰宅すると宿題をし、軽くご飯を食べて練習へ。中高生なら部活動を終え、軽く食事をした後にクラブチームや塾へ通うことがあるでしょう。
その後、遅くまで練習や勉強をし、急いで帰って夕飯を済ませ、お風呂に入って夜遅く就寝。しかし、寝る前に夕飯をしっかり食べてしまうと、消化されないうちに寝ることになり、内臓が休めないため、翌日もだるさや疲労が残ってしまいます。
このような生活を送る子供の保護者の多くから「帰宅が遅くなって夕飯を食べずに寝てしまう、夕飯をいつどのように食べさせたらいいのか分からない」という悩みをよく相談されます。
その解決策として「分割食」を提案します。分割食とは、夕飯を2回に分け、練習の前後に補食という形で食事を摂ります。例えば、夕食のメニューに「すまし汁」があれば、練習後、すまし汁をアレンジして「にゅうめん」にしましょう。消化もよく、内臓に負担がかからない優れもので、分割食としても作るのも手間がかからず、さっと食べられるのでおすすめです。
夕飯の分割食のポイントは、
・夕飯の具材を簡単に食べられるようにアレンジする。
・練習後の食事は消化のよいものにする。
具体的な分割食の作り方は、次回のコラムで説明します。
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