大阪・舞洲に、アスリートの食事を体感できる食堂がある。Bリーグ大阪エヴェッサの本拠地、おおきにアリーナ舞洲にある「健康スポーツ食堂Athlete Table」で、7月21日に2周年を迎える。

おおきにアリーナ舞洲にある「健康スポーツ食堂Athlete Table」
おおきにアリーナ舞洲にある「健康スポーツ食堂Athlete Table」

オリックス・バファローズの2軍本拠地、オセアンバファローズスタジアム舞洲やC大阪の練習場、舞洲グラウンドのほか、球場や運動場が隣接する一大スポーツエリア。オリックスやC大阪の選手もたびたび訪れるとあって、食堂の壁にはサイン色紙がところ狭しと飾られており、週末を中心に、練習を見学するファンや施設を利用するジュニアアスリートや家族でにぎわっている。

食堂の壁には多くのプロ選手のサイン色紙が並ぶ
食堂の壁には多くのプロ選手のサイン色紙が並ぶ

人気は「日替わりアスリート定食」

メニューの中で一番人気なのが「日替わりアスリート定食」。体重70キロの男性アスリートを想定したランチで、2日ずつメニューが変わる。

本日のメニューを掲げるボード
本日のメニューを掲げるボード

基本的な献立は、主食、主菜、副菜(小鉢2つ)、サラダ、汁物、果物。管理栄養士の廣松千愛(ちより)さんが栄養価計算し、「疲労回復のため、主食のご飯がしっかりとれるように、おかずをごはんが進むものにしていることと、糖質に加えてタンパク質もしっかりとれるもの」を意識して献立を立てている。

イモ類やニンジン、カボチャなどからも糖質が、肉や魚、卵、大豆製品などからタンパク質を、緑黄色野菜や小魚、桜エビなどからビタミン、ミネラルを自然と摂れるようにしている。

調理法は蒸す、焼く、煮るがメイン。肉や魚などはできるだけ脂身の少ないものを使っているが、調理師の牧田彩那さん、栄養士の福岡鶴子さんの2人がおいしく柔らかく食べられるような工夫をこらしている。

健康スポーツ食堂Athlete Tableを支える(左から)上中店長、栄養士の福岡さん、調理師の牧田さん
健康スポーツ食堂Athlete Tableを支える(左から)上中店長、栄養士の福岡さん、調理師の牧田さん

食材も「安くて質の良いものを提供してくれる業者を選んでいます」と上中喬平店長は強くこだわり、米は福井産のこしひかり。安心安全をモットーにすべて手作りだ。

この日のメニューは「タコライス」。左上から時計回りに「小松菜とニンジンの肉巻き」「鶏ささみとモヤシのナムル」「サラダ」「スイカ」「みそ汁」「タコライス」
この日のメニューは「タコライス」。左上から時計回りに「小松菜とニンジンの肉巻き」「鶏ささみとモヤシのナムル」「サラダ」「スイカ」「みそ汁」「タコライス」

取材した日のメニューは「タコライス」。メインのタコライスは、ご飯、合いびき肉、トマト、レタス、パセリが入っている。副菜は「小松菜とニンジンの肉巻き」「鶏ささみとモヤシのナムル」。そのほか「サラダ」にタマネギ、ニンジン、ワカメ、ネギの入った「みそ汁」と「スイカ」がついていた。

一見、かなりのボリュームに見えたが、さっぱりとしていながらご飯がすすむ絶妙な味付けで、アスリートでない女性でも、あっという間に食べ切れた。おなかはいっぱいになったが、胃もたれする感じはない。これで800円。相当なお得感がある。

舞洲は大阪エヴェッサ、C大阪、オリックスとプロ3チームの拠点
舞洲は大阪エヴェッサ、C大阪、オリックスとプロ3チームの拠点

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