<カーリング日本代表の勝負めし(1)>
カーリングのパシフィック・アジア選手権(中国・深■)は2日に開幕。男子代表はコンサドーレ札幌、女子代表は中部電力が出場している。アスレシピは、日本代表の食を支援する全国農業協同組合連合会(JA全農)の食事サポートに協力。同サイトでコラムを執筆する石村智子管理栄養士が補食としておむすびを連日提供中だ。編集部では、海外における日本代表の食を4回にわたって連載します。第1回は前年覇者の男子日本代表。
遠征前に食べる勝負めし
男子代表のコンサドーレ札幌メンバーは、同大会直前まで約1カ月カナダに遠征し、一旦帰国するも、地元へ戻らずそのまま中国へ移動した。
海外での試合や遠征が多い選手たちが帰国時に楽しみにしているのは、やはり日本食だ。スキップの松村雄太は「遠征前には、空港でトンカツを食べます。今回も食べました」と空港でのトンカツが試合へのスイッチが入る勝負めしのようだ。清水徹郎の勝負めしは、遠征前に行くお寿司だそうで「アジ、イワシなどヒカリモノが好きです」と日本ならではの食事を堪能し、試合へのパワーにしている。
選手達は遠征先でも食事に気を使っている。チーム最年長の阿部晋也は「試合で勝つためには、食べることも意識しています。海外遠征ではどうしても外食が多くなり、脂っこい食事になるので、現地のスーパーでサラダなどの惣菜を購入しています」と話した。さらに「(カナダの)世界選手権で食べたしゃぶしゃぶは本格的でおいしかった」(阿部)と海外での思い出の食事についても話した。相田晃輔は、思い出に残る食事として「カナダ遠征で食べたカレーがおいしくてストレスなくプレーできた」と話した。
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