ビュッフェ形式で野菜やフルーツ充実
今大会での食事は、朝はビュッフェ形式で野菜もフルーツもたっぷり提供されている。 阿部が好きなバナナなども用意され、ビタミン・ミネラル不足の心配はなさそうだ。
試合後だけでなく試合前にも糖質補給
長期にわたる海外での食事について、清水は「外国ではなかなかご飯(白米)を食べることができないので、サポートして頂きありがたい」と、今回のJA全農の食事サポートを喜んでいる。
カーリングは試合時間が長く、エネルギーを持続することが大切なポイント。同大会で連日提供中のおむすびについて、試合前は炭水化物を多めに摂るという相田は「めちゃくちゃおいしい。久々におむすびを食べて、パワーがつきました」と笑顔を見せた。「試合前に牛しぐれ、サケ、塩むすびなどを4つ食べました。試合の前に食べられるのがとても嬉しいです」と谷田康真も笑顔を見せた。さらに「お腹が空くと集中力が持たない」(清水)と、カーリング競技に重要な集中力にも効果を発揮しているようだ。試合後もリカバリーを早めるためにおむすびが用意され、しっかり糖質補給している。
選手からの事前のリクエストでは、定番のサケ、おかか、梅などの希望があり、1人につき3個ずつ用意した。石村管理栄養士は「大きさは100gぐらいで飽きが来ないように期間中は13種類のおにぎりを用意しています」と話した。
松村は「中国は味が濃いので、優しい味のおむすびや、ノリを食べることができて、気持ちが落ち着きました」と話し、日本のソウルフードおむすびが選手たちの安らぎにもなっているようだ。
出発前には男女の日本代表が羽田空港で会見を行い、代表の食をサポートするJA全農の落合成年広報・調査部部長は「毎日できたてのおむすびを提供させていただきます」と話し、日本食の贈呈式も行われた。
男子日本代表は、4日現在で予選トーナメント5試合を残し、3勝1敗。優勝国のみに与えられる世界選手権(2020年3月)の出場権獲得に向けて、おむすびパワーで邁進する。【アスレシピ編集部】
※■は土ヘンに川