前回のコラムに続き、管理栄養士、公認スポーツ栄養士の栄養サポート例について紹介します。
③栄養スケジュールの作成
チームの練習や試合のスケジュールに合わせて、食事や補食のタイミングや内容を提案し、必要であれば配布資料にまとめます。試合の日は、試合前の補食やお弁当は意識するのですが、試合が終わった後、長時間空腹のまま帰宅するケースも見られるため、試合日の朝食、会場での食事や補食、終了後も含めてスケジュールに合わせた補給の提案を行います。②の栄養・補食の調整と合わせて行うこともあります。
④からだ作りへの介入
スポーツで欠かせないのが、年齢や性別、競技に応じたからだ作りです。選手やチームの体重や、可能なら体脂肪率、除脂肪量を評価して、トレーニングの内容や量に応じた栄養・食事を提案し、実施する仕組み作りを行います。
⑤チームスタッフへのサポート
高校や大学の部活動で、部員が多いチームのサポートを行う時があります。距離やコストの問題で定期的にチームに足を運ぶのが難しい場合、チームで「栄養担当」の学生マネジャーや学生トレーナーを決めてもらい、その担当者を通してアプローチをすることがあります。担当者が作った栄養資料を添削したり、②③④をチームで実施できるような提案やアドバイスを行ったりすることもあります。
⑥個別栄養相談
からだ作りや普段の食生活の改善、体脂肪が多いなど個人的な課題がある選手には、選手個人に対して継続的に面談を実施することがあります。個別相談した場合は、栄養アセスメント(評価)を実施し、その結果に基づいた栄養サポートを実施できる、経験のある管理栄養士、公認スポーツ栄養士に依頼するのが望ましいですね。
2回にわたって、私が行うサポート例を紹介しました。さまざまな栄養サポートがありますし、チームによって課題、必要となる内容も違いますが、管理栄養士に栄養サポートを依頼したい場合、またはスポーツ栄養のサポートを実施する場合の参考になれば幸いです。
最後に500kcal丼の第4弾「ささみのみそ炒め丼の作り方」を紹介します。これまでの3つに加え、お試し下さい。
<500kcal丼シリーズ>
第1弾「豚肉の卵とじ丼の作り方」
第2弾「枝豆つくね丼の作り方」
第3弾「カジキカレー飯の作り方」