<ママ特派員・サポーターから>
チキンライスといえば、ケチャップで作るものを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、ゆで鶏とそのだし汁で調理したチキンライスもあります。シンガポールチキンライス、海南鶏飯、カオマンガイなどの名前で呼ばれ、最近は日本でも作られるようになってきていますね。
本場のレシピはナンプラーやパクチーが使われていて、お子さまや苦手な方にはちょっと食べにくいかもしれません(かくいう私もパクチーが苦手です)。
そこで我が家では、しょうゆ味のチキンライスにしています。しかも、材料を炊飯器に入れて、スイッチを押すだけという簡単調理です。
タレには大根おろしを使います。おろした大根の汁は一緒に炊き込むので、無駄がありません。大根には、消化を助ける成分が多く含まれています。でんぷんを分解するジアスターゼ、タンパク質を分解するプロテアーゼ、脂肪を分解するリパーゼなど、三大栄養素の消化を助けてくれ、大根おろしはその効果がもっとも期待できる調理法と言われています。
また、鶏肉は皆さんご存じの通り、優秀なタンパク質源です。むね肉を使えばカロリー控えめであっさり味に、もも肉を使えばしっとりジューシーな仕上がりになるので、アスリートは目指す体型や練習日程に合わせて選ぶのもおすすめです。
でき上がったチキンライスに、たっぷりのおろしソースをかけ、一緒に野菜を盛り付ければ、ワンプレートで見た目も楽しい、栄養満点ご飯の出来上がりです。忙しい時や、お休みの日のランチにいかがですか?
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