ママのおなかの中で味覚が発達

赤ちゃんの味覚は、胎児の時に羊水の中ですでに形成されていると考えられています。胎児は5カ月の頃から甘みには敏感だと言われており、羊水にブドウ糖をいれると反射的に吸い込む動作をするのに対し、胎児がおしっこをした時は成分が変わるので飲むのをやめてしまうという研究も報告されています。

新生児への味覚顔面反射を用いた研究では、甘みに対して好感を持つのに対し、酸味や苦味は明確に拒否の反応。甘味への好感は「生まれつき備わったカロリーに反応するシグナル」とも言われています。

また、特定の食べ物を嫌いにする方法も簡単です。離乳食の際に、その食べ物をスプーンで与える母親が嫌いな顔をすると、その表情をくみ取って「これはまずいものだ」と認識するというのです。食べ物の好き嫌いは遺伝だけではなく、情緒や環境が大いに関係しており、そのために味覚教育が必要で広がりをみせています。

「みそ玉」で即席みそ汁を作ってみよう

今回は、ポットのお湯を注ぐだけで簡単にできるみそ汁を紹介します。みそ、具材、だしを丸めて作っておくだけ。冷蔵庫で1週間、冷凍庫で1カ月程度日持ちするので、ご活用ください。

<材料>
・みそ…大さじ1
・だし…小さじ1(かつお節、煮干しの粉、昆布茶など)
・お好きな具材(乾燥ワカメ、高野豆腐、桜エビ、切り干し大根、アオサ、麩、ゴマなど)

<作り方>
(1)ラップにみそ、具材、だしをのせて混ぜる。
(2)食べる直前にコップ(お碗)に入れて、お湯を注いで混ぜたら完成!

時間がある時にまとめて作っておくと便利です。