ポップコーンの形には2種類ある

一概に「ポップコーン」と言っても、実はその形に2種類あるのをご存知ですか。

バタフライ型=蝶が羽を開いたように大きく広がる。ポップコーンのほとんど。
マッシュルーム型=丸みを帯びたキノコのよう。全体的に丸みを帯びている。

実は、マッシュルーム型が日本に入ってきたのはここ最近のことです。丸みを帯びているためキャラメル、チョコレート、メープルシロップなどのコーティングに適しており、外はサクサク、中はふわふわと違った食感と味わいを楽しめることから人気となっています。

黄色いトウモロコシが白くなるのはなぜ

さて、トウモロコシの種は黄色いのに、どうしてポップコーンは白いのでしょうか。これはでんぷんに秘密があります。膨張して飛び出したでんぷんは、水蒸気を包み込んだまま一気に減圧し、そのまま固まります。この水蒸気による気泡に光を乱反射する性質があり、それによって白く見えるのです。ポン菓子も同じように白く見えるのは、同じ理由です。

作ってみよう!家庭でポップコーン

油っぽい、塩気が強いなどポップコーンにはジャンキーなイメージがつきまといますが、食材はトウモロコシと油、塩少々(バターなど)のみで食物繊維も多く含んでいます。調味料を調整するなどして家庭で作れば、脂質も抑えられます。ぜひ作ってみてください。

<材料>
・乾燥トウモロコシ(ポップ種) 大さじ1
・油(バター、オリーブ油など) 大さじ2

塩バター味
・バター 1片
・塩   少々
キャラメル味
・砂糖  100g
・バター 20g
・水   小さじ2

<作り方>
1.フライパンを中火で熱して、油を入れる
2.トウモロコシを1粒入れて弾けて膨らんだらすべて入れてフタをする。温度が低いと爆発まで時間がかかり、焦げてしまうので注意
3.ポンポンはじけ、7割ほど膨らんだら火を消す
4.フタをして余熱のまま2~3分、弾ける音がしなくなったらフタを開けて、お好みの味をつける

塩バター味
出来立てのポップコーンに塩、バターをかける。このほかお好みで青海苔、カレーパウダー、顆粒コンソメなどをかけても良い。
キャラメル味
材料を別の小鍋に入れて、泡が出てからきつね色にまで煮立たせる。出来立てのポップコーンと絡めたら完成。