食中毒が発生しやすくなる梅雨時。特に「作り置き」する場合は、衛生管理に注意が必要です。

 家庭用洗剤などを製造・販売するジョンソンが行った調査で、食材にしっかりと火を通し、見た目やにおいに変化がなくても、食中毒発生レベルの菌が付着している可能性があることが分かりました。

包丁など調理器具を殺菌・除菌

 この調査では、一般家庭の調理器具に、食中毒リスクがある菌(黄色ブドウ球菌)が付着していたケースを想定。フライパンで両面をよく焼いた鶏むね肉を、菌が付着した包丁とまな板を用いて切り分け、プラスチック保存容器に入れた状態で冷蔵庫(6℃)で7日間保管し、生菌数を測定しました。

鶏肉についた菌の増殖を検証したシャーレ2日目(左)と7日目
鶏肉についた菌の増殖を検証したシャーレ2日目(左)と7日目

 すると、初日にはすでに食中毒が発生するレベルの菌が料理に付着。しかし、7日間たっても菌によるにおいの発生はほとんどなく、鶏肉の見た目にも変化が見られませんでした。

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