【回答】管理栄養士・青島千恵さん

栄養士の先生から、炭水化物の量についての指示があったとのこと、選手と一緒に記録向上に向けて、食事のサポートをされていること、とても素晴らしいですね。高校3年生の女子選手となると、女性としての体の変化があり、体重が増加しやすく、必要とされるご飯量を食べることが怖くなってしまう選手も珍しくありません。

必要なエネルギー量は、毎日体重と体脂肪を計測し、調整をしていきます。まずは、無理にたくさん食べるのではなく、一口ずつでも良いのでご飯の量を増やし、毎日の体重の変化を確認してみてください。トップアスリートを目指していくなら、糖質から必要エネルギー量の半分以上を摂取することが基本です。そのためには、選手とどれくらいエネルギーを摂る必要があるのかを体重の変化を元に一緒に考え、選手自身が納得して食事の量を決められるとよいですね。

永田花菜選手は炭水化物をとるため、巻き寿司などにして摂るよう努力していた
永田花菜選手は炭水化物をとるため、巻き寿司などにして摂るよう努力していた