常温で持ち歩けるもの
さて、心の安定にも、体の安定にもつながるコンディションアップの「おとも」は、常温で持ち歩けるもので軽いものがいいですね。かつお節、ゴマ、ヒジキふりかけ、梅干しなど自分のお気に入りやマイブームを見つけましょう。私は長期出張の時には、お気に入りのかつお節と梅干しを持参します。思ったような食事がとれない環境でも、ホッとして心もリラックスできますね。
お湯が手に入る場合は、かつお節、ワカメスープ、卵スープ、アサリやシジミのみそ汁のドライパックが便利ですし、雑炊、はるさめスープなどもエネルギーアップになります。便が出にくくなる、または緩くなるなどの課題がある人は、夏でも使い捨てカイロを持参し、塩を持ち歩きましょう。
移動が多い、遠征で眠りにくい人は、枕、落ち着くタオル、耳栓、ホットアイマスクをもっていくなど各自で試してみましょう。食もグッズも「自分流のルーティン」を作るといいですね。
今回は、ご自宅にあるかつお節をたっぷり使って、野菜を切ってあえるだけでの箸が止まらない「パプリカと大根のもりもりサラダ」を紹介します。
白ゴマは、すりゴマの方が栄養を吸収しやすくなります。もっとエネルギーアップしたい方やコクが欲しい方は、ゴマ油を垂らしてもいいでしょう。かつお節とすりゴマが、野菜の水分を吸収してくれるのでお弁当にも向いています。
オリンピック応援ソングになっていることで話題の「パプリカ」は、オランダや韓国産が主流ですが、国産パプリカも少しずつ生産が増えています。静岡県内の企業でも近年、積極的に生産量を伸ばしています。
かつお節は手軽な発酵食品です。静岡県は、全国第2位のかつお節の生産量を誇ります。脂肪分も少なく、消化しやすいタンパク質補給にもなり、カルシウムの吸収を高めるビタミンDや、筋肉の動きをよくすることが期待できるミネラルがしっかり含まれています。かつお節のみならず、さば節やいわし節も、コクと甘味が出ておすすめです。
藤枝東高サッカー部では、地元企業より毎食1人1パック無償提供していただき、2杯目をこれでおいしく食べています。
