気温が高い日が続いています。しかし、家の中は冷房が効いて涼しいという状況の選手もいるのではないでしょうか。また、「部活で思うように体が動かない」という声も聞きますが、そういう選手は体が冷えていませんか?

この時期になると、手が冷たい、おへその周りだけが冷たい…と訴えるプロ選手がいます。先ほどの冷房の影響や、血流、疲労や内臓機能などの低下など、様々な理由が考えられます。

さらにこの時期は、暑さで食欲が落ちる、だるいなどの症状も出やすいため、ショウガを使ったスープがおすすめです。「ショウガ=体を温める」ということで、冬場に摂りたい食材のイメージが強いと思いますが、夏場はこういった症状が出ないように予防、改善につなげることができます。

ショウガは高温で炒めた後、少し長めに加熱することで夏の冷えを緩和し、内臓の働きを促進するともいわれています。このことから、今回紹介する「ネギとショウガのスープ」は、ショウガの効果を最大限に取り入れることができるのです。

また、豚肉のビタミンB1とショウガやネギの組み合わせは、夏バテ予防に欠かせないことは言うまでもありません。普段よりショウガやネギの量が多いスープになりますが、コロナ禍で体重が増加している選手、食べ過ぎてしまう選手にもおすすめです。使用する食材数が少ないので作りやすいスープ。ぜひお試しください。

管理栄養士・川端理香