こんにちは! KAGOSHIMA食×スポーツの久永です。5月に入り、気温の高い日も増えてきました。自粛生活が続いている方、徐々に自粛が解除され始めた地域の方もいらっしゃることと思います。私も1日も早く、安全にスポーツができる状況になることを望む毎日です。
栄養バランスは維持、全体量を減らす
先日、あるジュニア選手の保護者から「いつも通りの練習ができないから、太らないように主食を抜くようにしているんです」との話を聞き、驚きました。確かに、「運動量が減っているから、その分の食事も減らした方が良い」というのは間違っていません。しかし、その減らし方を間違ってしまうと、運動を再開した時に元のように動くことができなくなってしまうので、注意が必要です。
運動量が減ったこの時期、体脂肪が増えすぎないように気を付けることは、とても重要です。ただし、減量の必要がない選手は、体重が減るような食事にする必要はありません。運動量に合わせて食事量を減らす場合でも、コンディションを維持するためには栄養バランスは維持したままで、全体量を減らしましょう。
自粛期間を発育発達のチャンスに
一方でジュニア選手では、これまで運動量に見合った食事が摂れていなかったという選手もいますよね。日頃の運動量が多いと、食べたものは日々の生きるためのエネルギーとして使われることに精一杯で、発育発達の方まで回っていなかった可能性があります。
そのような選手にとっては、この自粛期間が自分の体を発育発達させるチャンスです。いつも通りの食事量を栄養バランスよく摂ることを心がけましょう。そのことによって、今までゆっくりだった身長の伸びが著しく増えたり、増やしたくても増えなかった体重が増えたり、といった変化が見られるようになります。
とはいえ、運動していないと食欲が沸かないこともあるでしょう。そんな時は「これさえあればご飯がススム!」という「マイベストご飯のお供」をいくつか常備しておくといいですね。
今回紹介するのは鹿児島の代表的なご飯のお供、郷土料理「豚みそ」です。みそは麦みそ、砂糖は黒糖を使うことで、より鹿児島らしい味になります。
毎日少しずつ食べることで、タンパク質や鉄、ビタミンB群も補給できます。おにぎりの具にしてもいいですし、野菜に付けたり、調味料として使うこともできる万能みそです。とても便利でおいしいので、自家製の「豚みそ」を常備菜にしてみてくださいね。