反応によって今後のライブ配信も
合間には選手が質問に応じたり、新型コロナ禍で取り組んでいる練習を紹介。江村は「私は体幹メインでやっていて、あとは下半身を鍛えています。眼のトレーニングもしています」と明かし、頻繁にトレーニング動画をSNSにアップしている松山は「落ちてしまった筋力を戻すのは大変なので、今は最低限、できることを。ダンベルを買ったり、できる範囲のことをやっています」と現状を口にした。
男児2人の母でもある佐藤は「私がランニングして子供が自転車で付いてきたり、近くの山に行ったり。長男は縄跳びができるので一緒にやったり」。新型コロナの影響によるステイホームで結果として家族と過ごす時間が増え「あっという間に時間がたちます」と伝えるなど、選手たちの日常もファンに届けられた。
江村の父で、北京五輪代表監督やロンドン五輪代表コーチを歴任した宏二さんが「いい取り組みだね。私のクラブの子供たちも参加してます。みんな見本になるようによろしこ」「諒 気合でがんばれ」と書き込むと、全メニューを消化した三宅が「今年30(歳)だけど、やり切った。きついよ~」と笑顔を見せる場面も。終始、明るい雰囲気の50分間の配信となった。
最後は江村が「皆さん今日は見ていただき、ありがとうございました。いい汗かけましたか? 代表のみんなは、それぞれのトレーニング方法をSNSに載せているので、ぜひチェックしてください。今後のライブ配信については、今回の反応を踏まえて行うか検討します。まだまだ質問を募集しているので、ぜひ質問お願いします」と締めくくった。
終了後、すぐ太田会長がツイッターを更新。「日本代表と一緒にトレーニングする、未来の日本代表候補選手。オンラインが進んで無ければこういう機会を今まで作れていなかった。こういう機会をどんどん作って行けるようにします!トレーニングお疲れ様でした!」と所感をつぶやき、新型コロナ禍でアスリート委員会が始めた新たな取り組みを歓迎した。
(2020年4月23日、ニッカンスポーツ・コム掲載)