呼吸法で疲労回復やメンタル安定に効果も

小林先生は無意識にできてしまう呼吸は1日2万回以上なのに、おざなりにしてしまいがちだと指摘します。そこで呼吸の質を高めるための方法を考案。それが「長生き呼吸法」です。1日たった1分、「長生き呼吸法」を行えば、だれでもゆっくりと深い呼吸ができるようになると言います。

「『長生き呼吸法』は、自律神経と腸内環境を同時に整えることができる呼吸法です。呼吸のときは、吐く時間を長くします。吐く時間を長くすると、リラックス効果のある副交感神経が刺激されて、自律神経を整えることができます。また、腸のマッサージをしながら呼吸をするので、腸内環境も良好になります。ゆっくりと深く呼吸をすれば、全身の血流量もアップしますから、免疫力の向上も期待できるでしょう」

「長生き呼吸法」は健康状態を良好にできると説明します。その結果、「疲労回復やさまざまな生活習慣病の改善が期待でき、さらには、ここ一番で集中力を高めたり、メンタルを安定させたりと、仕事のパフォーマンスアップにも有効」と解説します。

となれば、この呼吸法をマスターすれば「全集中の呼吸」のように、アスリートのパフォーマンスアップにもつながるかもしれません!「鬼滅の刃」で注目を集めた呼吸法。意識をしてみてはいかがでしょうか。

◆鬼滅の刃 漫画家・吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)が「週刊少年ジャンプ」で連載した漫画。2016年2月15日発売号からスタートし、2020年5月18日発売号で最終回を迎えた。大正時代を舞台に、主人公の竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が、家族を殺した鬼と戦う。修業して「鬼殺隊」に入隊し、鬼と化した妹・禰豆子(ねずこ)を人間に戻す方法を探して戦っていく物語。約4年3カ月間、休載なしで205話が掲載された。